春馬くんの愛した美濃和紙

皆さんもご存じの通り、

美濃和紙(みのわし)とは、岐阜県美濃市の清流長良川の支流、板取川沿いの牧谷地区で作られてきた和紙です。

福井県の「越前和紙」、高知県の「土佐和紙」と並び「日本三大和紙」のひとつに数えられます。


本美濃紙の手漉き技術は2014年(平成26年)にユネスコ無形文化遺産に登録されています。

美濃和紙は

表装の裏打ち、障子紙や美術紙、絵画の修繕にも使われているので世界的にも名のしれた「和紙」なんです。


今回はコロナ禍もあり、実際に工房にお邪魔することは叶いませんでしたが

私なりに、少しだけですが触れ、学び、感じた事を記したいと思います。


まず、

美濃和紙には3つの種類があります。


●本美濃紙

美濃市で本美濃紙保存会員が、決められた原料と製法で漉いたものを指します。

一帯で作られる手漉き和紙製品のうち本美濃紙は1割ほどで、産地の中でも厳格にその基準が定められています。

<本美濃紙の指定要件>

・原料は「大子那須楮(だいごなすこうぞ。茨城県久慈郡大子町でつくられる須楮楮)の白皮」のみであること。

指定要件の詳細はこちら

指定要件を満たした技法でつくられる本美濃紙は、年を経るほどにくすむのではなく、むしろ白さが際立つということです。そして、障子として使われた場合、光を受けることでも白さが増すということです。


私も本美濃紙に触れましたが、とても繊細で柔らかく、いつまでも大切に飾っておきたいと思わせるような温かみが感じられました。


●美濃手すき和紙

美濃市で美濃手漉き和紙協同組合員が漉いたもの。工程は本美濃紙のものとほぼ同じだが、天日だけでなく乾燥機で行われること、原料は楮だけでなく、三椏(みつまた)や雁皮(がんぴ)が使われることもある。



●美濃機械すき和紙

美濃和紙ブランド協同組合員が漉いたもの。短網抄紙機(しょうしき)や円網抄紙機などの機械が使われ、原料には主にパルプ等の木材、部分的には非木材繊維(楮、三椏、雁皮、マニラ麻、亜麻など)も用いられる。




名古屋にある店舗「紙の温度」の方にお話しを伺いました。


「紙によっていろいろ特徴があり、どの和紙も丁寧に作られた上質な紙です。中でも美濃和紙がとても綺麗なのは、水がとても綺麗で冷たくて、職人さんが冷たい水に手を入れて丁寧に不純物を手で取り除いているからこそ、美しいのでしょうね。」とおっしゃっていました。


実際に見て、触って私は美濃和紙の美しさに感動し、そして春馬くんに感謝をしました。


私は恥ずかしながら「日本製」に触れるまで

和ろうそくの時と同様、美濃和紙という紙が存在することすら知りませんでした。

私は100均で済むものならば、済ませてしまっていた人です。

ですが、春馬くんが沢山のことを教えてくれました。


私には人生において、宝物が増えました。

和ろうそくと美濃和紙と。

これからも、もっと日本が織りなす技術、産業を、そして文化を学び、広げたい。春馬くんが記した「日本製」を抱いて、宝物を増やしていきたい。そう思います。



こちらのページの写真のお花は、名古屋マリオットアソシアホテルロビーに飾られていた

美濃和紙で作成されたお花です。

こちらも花も美濃竹紙工房 鈴木竹久様の美濃和紙で出来ています。作者は折紙アートにじのわ さんが作成した花々です。



とても美しく華やかで、美濃和紙の花の中に紛れて春馬くんがここに居るようでした。



三浦春馬応援プロジェクト

新木康予



※現在、ロビー展示はされておりません。

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